アイシートレインラボ
安田技術士事務所
<オープンデータをクラウドSQLデータベースで管理する例>

図1 Azure PortalサイトでSQLデータベース作成

図2 CSVデータの準備

図3 SQL Databaseインポートおよびエクスポートウィザード起動
先日、当事務所に技術支援のお問合せがありました。
『例えば、環境・防災・アセットマネジメント分野におけるGISのデータ整備などです。』
これに関連してオープンデータについて調べてみました。
1.オープンデータの意義
公共データの二次利用可能な形での公開とその活用を促進する意義・目的は、次のとおりである。
(1)国民参加・官民協働の推進を通じた諸課題の解決、経済活性化
(2)行政の高度化・効率化
(3)透明性・信頼の向上
2.オープンデータの定義
国、地方公共団体及び事業者が保有する官民データのうち、国民誰もがインターネット等を通じて容易に利用(加工、編集、再配布等)できるよう、次のいずれの項目にも該当する形で公開されたデータをオープンデータと定義する。
①営利目的、非営利目的を問わず二次利用可能なルールが適用されたもの
②機械判読 に適したもの
③無償 で利用できるもの
出典:DATA.GO.JPのWebサイト
http://www.data.go.jp
「オープンデータ基本指針」
平成29年5月30日
高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部・
官民データ活用推進戦略会議決定
オープンデータは、CSV(Comma Separated Values)形式に変換しておくとGIS等のソフトウェアでの取扱いが容易になります。
多くの関連するCSVデータを結合したり、分割する可能性もあるので、共通の格納庫としてデータベースで管理することが一般的と考えられます。
そこで、今回、データベースにCSVデータを一括登録する手順を検証してみました。
1.データベースはマイクロソフトのクラウドサービスAzure SQLデータベースを使用する。
2.一括登録する手段として「SQL Databaseインポートおよびエクスポートウィザード」を使用する。
【 Azure SQL データベースを作成する】
出典:https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/sql-database/sql-database-get-started-portal
Azure SQL Database は、"サービスとしてのデータベース" を提供するサービスで、これを使用すると、クラウド内で可用性の高い SQL Server データベースの実行とスケーリングが可能になります。
Azure Portal で SQL データベースを作成して作業を開始する方法を紹介します。
Azure サブスクリプションをお持ちでない場合は、開始する前に無料アカウントを作成してください。
・Azure ポータルにログインする
・SQL Database の作成
・サーバーレベルのファイアウォール規則を作成する
2017年11月9日

図4 CSVデータのマッピング

図5 データベースにCSVデータのインポート実行結果
